“宿儺”という存在は、六眼と同様に何らかの因果によって定期的に生まれている存在じゃないか、という説。
ここでの”宿儺”っていうのは、「圧倒的な呪い」と考えてほしい。五条が封印されると次の六眼が誕生しないように、宿儺が呪物化することで千年間次の”宿儺”が誕生しなかった。という説
ここでの”宿儺”っていうのは、「圧倒的な呪い」と考えてほしい。五条が封印されると次の六眼が誕生しないように、宿儺が呪物化することで千年間次の”宿儺”が誕生しなかった。という説
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だから、五条に匹敵する宿儺も因果によって生まれているはず。
↑これって、今まで気づかなかったんだけど、すごく簡単で当たり前のような論理だから、この説の有力な根拠になると思うんだけどどうだろう。
また、214話のセリフ
「お前らこそ、なぜそこまで弱い」
「弱者はありのままの現実を受け入れろ」
のセリフから、宿儺が生まれながらの強者だったことがわかる。
五条も生まれながらの強者で幼少期から世界に影響を及ぼしてる。
さらに、このセリフって夏油と会わなかった五条(過去編の五条)が言ってても違和感ないよね、とも思う。
加えて、「宿儺が因果で生まれた説」を前提とした考察をいくつか考えた。
・宿儺の目的、呪物化した理由
ウロの「一度目の人生に悔いがない奴が羂索の誘いに乗るわけがないだろ」というセリフから、宿儺にも何らかの未練があったことは確実だと思う。
ただ、214話のセリフを見るに宿儺は弱者(=自分以外のあらゆる生物)に大した興味を持ってない。(逆に、漏瑚のような強者には何らかの興味がある?)
だとするなら、宿儺の未練っていうのは、人智を超えたもの、神、つまり「因果」に対するものだと考えられる。
それに、宿儺は自分を生み出した「因果」が気にくわかったはず。なぜなら、「自分を生み出した」というのはある意味で「宿儺という存在を束縛している」ことになるから。
現に、六眼は「星漿体と天元の同化の護衛」に束縛されてる。
だから、宿儺は呪物化してまで因果を破壊しようとしている。
もしくは、天使の発言に出てきた神を殺そうとしているのかも。
「影で世界を変えること」っていうのは、因果を破壊することに繋がるんだと思う。
また、天使が「神の理」に反している受肉体の中でも、特に宿儺に執着している理由が、宿儺が「神の理(因果)」そのものを破壊しようとしているからだと説明できる。
つまり、宿儺は「堕落した神の使い」いわゆる「堕天使」ではなくて、「天ヲ堕トス」という意味での「堕天」というわけ。
↑「天を堕とす」という意味で堕天と呼ばれる説は「影で世界を変えること」とも繋がりそうだから、結構あり得ると思うんだけどどうだろう?
・虎杖が次の”宿儺”になること
これの根拠は、214話で虎杖の眼が伏黒宿儺と完全一致してたこと。
じゃあ、何で虎杖が”宿儺”になるのかというと、かなりアバウトで無理矢理な感じにはなるんだけども、
真希の話で、双子は「呪術的に同一だと見なされる」という話が出てきたじゃん?
これと同じく、宿儺が虎杖に受肉したこと(しかも、両者の意識が両立する特殊な状況)によって、「虎杖と宿儺が呪術的に同一だとみなされた」んだと思う。
これによって、因果がバグって虎杖が次の”宿儺”になってる。
天使は「受肉は神の理に反する」と言っているし、神の理=因果だとするなら、因果から外れた甚爾が六眼の因果を破壊したように、神の理に反する受肉によって、”宿儺”の因果にバグが生じても不思議じゃない。
また、羂索の前に必ず六眼が現れたことから、六眼は後天的に得られることが可能。だから、”宿儺”が因果によって生まれるとしたら、虎杖も後天的に”宿儺”になることができるはず。
あと、受肉って神の理に反するらしいし、因果に収まってる六眼の力が及ばない事象なんだと思う。
まあ、たしかに六眼の設定は曖昧というか、明らかにされてないことが多いから、いつか明らかになってほしい。
なんか取り止めのないレスになってしまった
何が言いたいかって言うと、キリスト圏はすでに呪力による因果は破壊されていて、何か違う因果、それこそ「祈り」による因果に支配されてる可能性はあると思う。
あと、妊娠も言われてみれば、受胎戴天とか羂索の領域とか、なにかとよく見るな。。。
あと、>>1の内容と矛盾するかもだけど、もう一つ宿儺に関して、「宿儺と天使は外来の術師で、異形の存在を受肉しているという説」っていうのを考えたことがある。
今の所、術師(人間)で異形なのって天使(頭上の輪、背中の羽)と堕天(四つ目、四つ腕、腹の口)だけなんだよね。
この特異性と名前の類似性から、天使と堕天は同じルーツを持つんじゃないか、という説。
それで、天使は外来の術師だと思うから宿儺も外来の術師だ!と考えてみた。
天使が外来である根拠は、初登場時と術式の発動の際にラッパを手に持ってること。流石に、平安期の日本にラッパはないと思うんだよね。
あとは、よく言われてるけど平安期の日本にキリスト教ないだろうし。
ネストリウス派のキリスト教が奈良時代に伝来した説もあるけれど、それでもやっぱり術式が血筋で相伝される故に保守的にならざるを得ない呪術師が自ら「天使」を名乗るか?という疑問が残る。
それで、次に異形の理由を考えてみたんだけど、
「受肉した存在が、受肉先の身体を作り変える」という設定が明示されてること。(現に来栖と虎杖はそれぞれ異形になってる)
宿儺は人間だったとも明示されてること。
この2つから、天使も堕天も元人間で、異形の存在(それこそ天使とか?)を受肉したんだと思う。
さらに、妄想を重ねていくと
天使は、天元の紹介でも言われてたけど、自分のことを「天使」だと”名乗ってる”んだよね。
ここから、「天使」ってのは西洋における術師の一般名詞なんじゃないかと思う。
天使は自分の肩書を名乗っただけ。
つまり、西洋では呪霊に対抗できる者を「天使」と一般的に呼んでいて、宿儺も元「天使」だったけど、裏切って「堕天」になったと考えられる。
それに、宿儺は「両面宿儺」に似てるから宿儺と”呼ばれていた”んだから、宿儺のルーツが日本にある必要はないんだよね。
“宿儺”という名前自体が、宿儺が日本で生まれた術師だと思わせるミスリードで、実は西洋からきた術師でした、ってのは意外と面白そうなんだけど、どうだろう。
祝福である「ヤコブの梯子」が向けられた宿儺がこれから繁栄する(宿儺の思い通りの世界になる)ことをメタ的に暗示してるとか。
しかも、「ヤコブは梯子の上に天使を見た」って記述があるから、
ヤコブ→階段→天使
宿儺→ヤコブの梯子→天使(来栖)
こんな感じで、構図が一致してるんだよね。
つまり、213話で宿儺はヤコブに見立てられてる。宿儺は、ヤコブ同様に、何かを奪って遠い地から日本に来たとか。
色々と妄想できるよね。
まあ、単に技名として引用しただけなんだろうけど
宿儺は伏黒の術式を見た時、「宝の持ち腐れだな」としか言わなくて、そこまで興味をそそられてるようには見えないんだよね。
この「宝」っていうのは、伏黒の予想通り「影を媒体とすること」だと思う。
宿儺は伏黒が自身の呪力量に相応しくない得体の知れない存在(マコラ)を召喚しかけた時に、式神が伏黒が生み出したものではなくて、影の向こうから召喚してることに気づいたんだと思う。そして、その後虎杖の中で「面白いものが見えるぞ」と伝える。
だから、宿儺が伏黒に対して魅力を感じたのは「伏黒が自分の呪力よりも莫大な呪力を持つ存在を召喚できる」ことに気づいた時。
宿儺は元々影の向こうにある何かを知ってて、宿儺の目的はその何かをこの世に召喚することなのかもしれないし、
も「影の向こう」とこの世を繋げて世界を根本的に変えることかもしれない。
もう一つ考えた十種影法術のポテンシャルは、一個前と矛盾するんだけど
十種影法術のポテンシャルは「影を媒体とすること」だとする説
ファンブックによると、式神使いは呪符なんかを使って式神を召喚するらしい。
それに対して、十種影法術は影、すなわち「光の当たらないところ」を媒体とする。だから、解釈の仕方によっては式神を召喚する媒体の広さが、他の式神使いとは段違いになる。
例えば、夜になれば日本全土を影とみなして、日本を影に沈めることも可能かもしれない。逆に、日本全土に式神を召喚できるかもしれない。(これはかなり極端だけど)
何が言いたいかと、「影を使って世界を変える」っていうのは、日本全土を影で覆って、日本全土を「この世ではない場所」に繋げることじゃないか?ということ。
これは、死滅回遊の日本全土を彼岸に渡すという目的と似てるような気がするし、羂索は止めたけど、宿儺が羂索を踏み台にして目的を達成しやがった!的な展開もありえそうだし、どうだろう?
さらに、虎杖の眼について考える。
214話で眼が変化した(宿儺と同じ眼の)虎杖に対しては「来てみろ」と言っているのに対して、215話では普通の眼に戻った虎杖を見て「つまらない」と評価こと(実際に宿儺の発言直前のコマでは虎杖の眼が描かれている)から、虎杖の潜在能力には「眼の変化」が関わってくると思う。
つまり、214話は伏黒と天使の死による激情で一時的に潜在能力を全て引き出せた(眼が変化した)んじゃないだろうか。(呪術において、感情の昂りが力に繋がることは何回か言及されてる。)